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ゾビラックスは世界初の抗ヘルペス薬!その効果とは

困っている女性

ゾビラックスは、世界初の抗ヘルペス薬として開発された抗生物質アシクロビルを主成分とするDNAポリメラーゼ阻害薬です。
適応症としては口唇ヘルペスや性器ヘルペスだけで無く水疱瘡や帯状疱疹の治療にも用いられている医薬品です。
ゾビラックスは、DNA合成阻害作用とDNAポリメラーゼ阻害作用の2種類の作用によって適応症の病原ウイルスの増殖を抑制すると共に症状を緩和改善する医薬効果を発揮します。

主成分のアシクロビルがヘルペスウイルス由来のリン酸化酵素チミジンキナーゼと患者のアシクロビル3リン酸に形を変える事です。
アシクロビル3リン酸がデオキシグアノシン3リン酸と競合拮抗し、ヘルペスウイルスのDNAポリメラーゼの作用を阻害しています。
ゾビラックスのDNA合成阻害作用は、デオキシグアノシン3リン酸と酷似しているアシクロビル3リン酸がヘルペスウイルスのDNA鎖に取り込まれる事で正常なDNA鎖の伸長が不可能となります。
ヘルペスウイルスのDNA合成が阻害されると共に増殖を抑制する医薬効果を発揮します。

ゾビラックスは、基本的には重篤な副作用の発症リスクや発症頻度が極めて低い安全性の高い医薬品です。
発疹や蕁麻疹、下痢を伴う腹痛、吐き気など軽症の副作用症状を発症するケースもあります。
服用者の既往歴や年齢、体質によってはアナフィラキシーショックや中毒性表皮壊死融解症、急性膵炎などの重篤な副作用症状をごく稀に発症するケースがあります。
ゾビラックスは、肝臓で代謝され腎臓からも排泄されているので急性肝機能障害や急性腎機能障害を発症するリスクが高いです。
ゾビラックス服用中に脱水症状を発症すると腎臓内の腎尿細管で主成分のアシクロビルが再結晶化し急性腎尿細管間質障害を発症するケースがあるので注意が必要です。

ゾビラックスの服用方法は?

ゾビラックスは、治療に必要最低限以上の血中医薬成分濃度を維持し続ける事で医薬効果を高める時間依存型薬物なので4時間~5時間程度の服用間隔で1日5回服用する必要があります。
ゾビラックスにはアシクロビル力価200mgと400mgなどの錠剤に加え、甘くストロベリーの様な香りがする顆粒状のドライシロップや点滴静脈注射用、外用薬の軟膏などの種類があります。
性器ヘルペス及び口唇ヘルペスの治療は、一般的にアシクロビルの力価200mgを1日5回の服用を5日間程度継続します。
帯状疱疹及び水疱瘡の治療は、アシクロビル力価800mgを1日5回の服用を1週間程度継続する必要があります。
小児の治療に際しては1回最高用量を800mgとして体重1kgあたりアシクロビル力価20mgを1日4回の服用を継続する必要があり、小児に対しては錠剤で無くドライシロップのゾビラックスを処方する医療機関が多くあります。

ゾビラックスは、口唇ヘルペスや帯状疱疹の皮膚症状も数日の内服薬で完治する為、ゾビラックスの成分を含有する軟膏と内服薬の併用は保険適用外となり多くのケースが内服薬による治療が行われています。
しかし、口唇周辺や腕など人の目につく部位に皮膚症状が発症している患者の中には、100%自己負担の自由診療や市販の軟膏を購入して併用治療を行っている人もいます。
点滴静脈注射用のゾビラックスは、性器ヘルペスや口唇ヘルペス、帯状疱疹などの治療に用いられる事はありません。
単純ヘルペスウイルスや水痘・帯状疱疹ウイルスに起因する脳炎や髄膜炎、免疫機能の低下した患者の治療に用いられるだけで無く、単純ヘルペスウイルスに感染した新生児の治療にも用いられています。
点滴静脈注射用のゾビラックスは、1日3回1時間以上かけて行う点滴を7日間継続する必要があり、新生児の場合には10日間継続する必要があります。
ゾビラックスは、点滴静脈注射の10%~20%程度のバイオアベイラビリティしかない為、より早くより高い抗ウイルス作用が必要な患者に対して点滴静脈注射用のゾビラックスは非常に有効的な治療薬です。

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